2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

プロダクトバイプロセスクレームの最高裁判決を受けた審査基準の改訂、明確性要件以外の要件への波及の可能性

特許庁は、プロダクトバイプロセスの最高裁判決(最判平成27年6月5日(平成24年(受)第1204号、平成24年(受)第2658号))を受けて、・「特許・実用新案審査基準 第I部 第1章 明細書及び特許請求の範囲の記載要件」の改訂について検討を開始する ・7…

最高裁判決を受けたプロダクトバイプロセス(PBP)クレームの行方

平成27年6月5日付けの2件の最高裁判決(平成24年(受)第1204号及び同第2658号)は、前者が技術的範囲の確定、後者が特許性の判断のための要旨認定に関するものです。 なお、両者とも、原審は侵害訴訟の控訴審です。前者(平成24年(受)第…

プロダクトバイプロセス(PBP)クレームの最高裁判決

報道によると、侵害論のクレーム解釈(技術的範囲の確定)について、物同一説を原則とすると判断されたようです。 PBPクレームの解釈の主要な説には、物同一説と製法限定説とがあります。クレームの範囲については、 物同一説での範囲>製法限定説です。 …